創設者 マーク・ザッカーバーグ

創設者 マーク・ザッカーバーグ -1-

フェイスブック(FACEBOOK)設立の中核的人物で、現在CEOに就任しているのが
マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)です。

ザッカーバーグは、医師の両親を持つ、裕福なユダヤ人家庭で生まれ育ちました。

彼は幼い頃に父親にパソコンを買ってもらい、夢中になります。

そのセンスと才能は目を見張るものがあり、父親は後に、彼にコンピュータの
英才教育を施していたといいます。

そのおかげもあってか、中学時代には、既にゲーム制作ができるほどに
プログラミングの腕を磨き上げていました。

そして、高校時代には既に有名なハッカーになっていましたが、一方で、
プログラミングの腕は、もはや企業も放っておけないレベルにまでなっていたのです。

ザッカーバーグは音楽関連のソフト「シナプス」を制作し、そのソフトの出来が
あまりにずば抜けていて、マイクロソフト社などが、そのソフトの権利を100万ドルで
購入しようとしました。

ザッカーバーグは、大学進学を希望したことが理由で、そのオファーを断っています。

しかし後に、そのことが、大学で都市伝説として有名になるのではありましたが・・・・。

ザッカーバーグは、ハーバード大学に進学し、そこでコンピュータサイエンスを
専攻し、益々パソコンの世界に熱中し、没頭していきます。

そして、大学でも数々の「偉業」を成し遂げ、有名になっていくのです。

創設者 マーク・ザッカーバーグ -2-

ハーバード大学に進学したザッカーバーグは、ここでも高度なプログラミング技術で
多くの人の注目を集めることになります。

例えば、「コースマッチ」というサイト。

これは、誰が自分と同じ授業を取っているかを簡単に検索できるようなサイトで、
学校内では人気の高いサイトになりました。

次に、「フェイスマッシュ」という、いわゆる学校内の人気投票のようなサイトを
開設しました。

これは、大学のサーバーから女子学生のデータを盗み、任意に選ばれた二人のうち
どちらがかわいいかを競い、最終的には学校で一番かわいい子を決めるというものです。

このサイトの人気は爆発的なものになり、大学側のサーバがパンクするに至りました。

しかし結果的に、大学のデータに不正に侵入したとして半年の謹慎処分を受けました。

この「フェイスマッシュ」での経験こそが、実は後に「フェイスブック」を作る
大きな構想の原点になったのです。

「フェイスマッシュ」や「コースマッチ」では、彼は高度なハッキング技術を
駆使して、大学側から学生のデータを盗み出しましたが、彼はそのことに対し、
「学校側のセキュリティが甘い」という見解を示しています。

彼は、自分で高度はセキュリティを有する個人データのサイトを必ず作ってみせると、
後のフェイスブック制作への意欲に繋げていきます。

創設者 マーク・ザッカーバーグ -3-

「コースマッチ」と「フェイスマッシュ」で、学校内から絶大な支持を得た
ザッカーバーグは、それらの経験を踏まえて、新しいサイトの構築に取り掛かります。

それが、現在のフェイスブックの前進となる、「THE FACEBOOK」です。

ここでは、ハーバードの学生が自由に互いの情報を所有でき、学校内ではちょっとした
掲示板代わりになるだけでなく、友達同士の連絡手段の中心を担うようになりました。

その後、ハーバードのみで使われていたTHE FACEBOOKを、ほかの大学でも使える
ようにし、徐々に勢力を拡大していきます。

THE FACEBOOKの可能性を発掘したのは、スタンフォード大学に住む企業家、
ショーン・パーカーです。

ショーンがTHE FACEBOOKの制作者がザッカーバーグだということを知り、接触を図り、
それを機にフェイスブックを商業的に拡大させていくことになりました。

企業にするためには、学生以外のユーザーを受け入れるということでもあり、
そのために、「THE FACEBOOK」の「THE」を抜くことでより親しみやすい名前に
することをザッカーバーグに約束させました。

更に、マイクロソフト社との広告契約などで収入を確保、こうして、ハーバードの
学生のみが使っていた内輪のコミュニティサイトが、企業が運営する「FACEBOOK」
として生まれ変わり、発展を遂げていったのです。